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第九回博麗神社例大祭新譜『おかえり、問題児。』歌詞

01. おかえり、問題児。
original:ジャパニーズサーガ(東方求聞史紀 ~ Perfect Memento in Strict Sense.)

軋む廊下と心音に気を遣っては
縁側に並び無言でお茶を啜っていた
春一番 靡く髪飾りと桜花が
艶やかに庭を埋める香りに満たされた

花片落つる頃白紙に還る主観
情景は熱を帯びて心を蝕んでいく
私を知らない君に触る位なら
宿世を呪いあの木に固い縄を掛けた

二人袖を重ね合わせた日々も
私を残し剥がれ移ろうのだろう
この想いが記録になる前に
涙で溶いた墨で潰し 君にさよなら。

閉じては開きを重ね擦り切れた本に
只一つ残る赤い少女の物語
幾つもの四季を越えまた筆を濡らす時
幺かな記憶に懸ける邪な祈りは―――
戸惑いの色が心切り取って

揺らす袖も髪の香りも君は君だよ
でも違う君が君を成している
交わらない二人の記憶を他所に
桃色香る桜だけが全て知っていた

二人袖を重ね合わせた日々が
私を残し剥がれ移ろうとしても
悪戯に笑う君の言葉に
願いを懸けて今もそっと語りかけている

『思い出すまで、待たせちゃうかも。』
―――いくら経っても、待っているから。
『その日が来たら、君にただいま。』
―――会えた日には、君におかえり。



03. *
original:信仰は儚き人間の為に(東方風神録 ~ Mountain of Faith.)

(※アーティストの意向により、歌詞は記載いたしません。)

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